【Concept】
この家の建つ山口市古熊という地区は、徒歩圏内に中心地である山口駅がありながら、とても静かなところで、その中でも建築地は週末にはSLを家から見ることが出来る好立地にあります。
古都・山口市のイメージにマッチした和モダンの外観、そして那智石を洗い出しで仕上げたアプローチや格子・ナンテンなどの植栽が美しく演出してくれています。
内部空間は畳の空間が4つあり、まずは真壁で長押や杉絞りの床柱などがある本格和風の和室、2つ目は市松模様で作られた造作天井のある夫婦の寝室、3つ目 は2階の子供部屋、そして4つ目はリビングの一部として敷かれた四畳半の琉球畳で、その上部に杉板で作られた凹凸感のある天井はリビングによいアクセント を与えてくれます。この畳が敷かれた4つの空間一つ一つが単調にならずしっかりと表情があり、視覚的に楽しんでもらえるように仕上げています。
施主様はこれから3世代での暮らしが始まりますが、趣きがあり老若男女に受け入れやすく住みやすい家が出来上がったと思います。
【山口市古熊 A様邸】