事例写真集
随所に見せる「和」が美しいファサードを作り出す家
【Concept】
この家の建つ山口市古熊という地区は、徒歩圏内に中心地である山口駅がありながら、とても静かなところで、その中でも建築地は週末にはSLを家から見ることが出来る好立地にあります。
古都・山口市のイメージにマッチした和モダンの外観、そして那智石を洗い出しで仕上げたアプローチや格子・ナンテンなどの植栽が美しく演出してくれています。
内部空間は畳の空間が4つあり、まずは真壁で長押や杉絞りの床柱などがある本格和風の和室、2つ目は市松模様で作られた造作天井のある夫婦の寝室、3つ目 は2階の子供部屋、そして4つ目はリビングの一部として敷かれた四畳半の琉球畳で、その上部に杉板で作られた凹凸感のある天井はリビングによいアクセント を与えてくれます。この畳が敷かれた4つの空間一つ一つが単調にならずしっかりと表情があり、視覚的に楽しんでもらえるように仕上げています。
施主様はこれから3世代での暮らしが始まりますが、趣きがあり老若男女に受け入れやすく住みやすい家が出来上がったと思います。
【山口市古熊 A様邸】
和瓦のラインが美しい佇まいを演出する暮らしやすい平屋風の家
【Concept】
M様邸は、閑静な住宅街の三叉路の角に建つ、築年数のかなり経ったお宅でした。
少し暗くて広い玄関土間、長年の年月で艶の出た黒の柱に和室の続き部屋、襖の仕切り、縁側、なつかしい日本家屋の原型を保っており、かまどの焚口のすすが少し前までそこにあったような雰囲気を漂わせていました。
それでも寒いのはつらいし、健康で快適に過ごしたい。いっそご新築となったものの、できる限り木のあたたかい風合いを感じられるよう、住むほどに味わいが増す家にしたいと家づくりは進んでいきました。
施主様が建築中の家を眺めに来られると、通りがかったご近所様に「屋根の形が素敵な家ですね」とのお声をよくいただいたそうです。
建物は平屋風で、1Fだけで生活ができるようになっています。2Fは小屋裏を利用した部屋と収納。屋根勾配のなだらかな吹き抜けはリビングに広がりを持たせる、ゆとりの空間です。
床材は無垢オークを使用。建具はそれに合わせたミディアムブラウン。暗くなりすぎない落ち着きのある色合いと白いクロスの組み合わせは、シンプルかつ上品です。
和室の床柱は、本格和風の格式が感じられます。和の造作は手がかかるので、最近はだんだん減ってきていますが、和のしつらえは時を重ねるほど日本人の心を和ませます。
勝手口は、倉庫から入ると洗面脱衣室に通じており、物干しを兼ねるそのスペースは玄関をすっきり保つためにも重宝しそうです。そこからキッチンが近くにあるのはさらにうれしい動線です。
長年の実績から生まれた遮熱の家で、これから快適な生活をしていただけることと思っております。
【防府市浜方 M様邸】
吹き抜けと中2階でゆるやかに家族が繋がる、悠久の平屋
【Concept】
やっぱり建てるなら平屋がいい、2階建てとの迷いもありつつ、最終的には家族みんなが同じフロアに眠るという選択をされたI様邸。一人に一部屋というより、成長に合わせて使う部屋を選んでいく、そんなフルキシブルな暮らし方が感じられます。
外観は、「こんなふうにしたい」という具体的な要望をくずさないよう、色、素材もサンプルを吟味し、一部ストーン調のレンガをアクセントに重厚感と上品さが感じられます。
内観イメージは、木のぬくもりが溢れるナチュラルな雰囲気がご希望で、リビング続きの和室に違和感がないよう、和モダンを意識して、ところどころ梁や柱をウォールナット塗装し、新しい中にもほっとした懐かしさが感じられます。
自然素材の繋ぐラインはときに可愛く、ときに癒しを与え、生活空間をやさしく包んでくれます。
居室を1階に取る分、ダイニングスペースは、キッチンのカウンターにテーブルをつけることでリビングにゆとりを持たせ、ゆるい勾配天井の吹き抜けを上部に 充分な開放感が広がります。すっきりした空間づくりのために、キッチンの細々したものが見えないよう少し高めのカウンターにしました。
大きなロ フトとも言えそうな、中2階のファミリースペースと収納は、ゆとりの大空間。本来なら寒暖の差が激しくて使いにくいデッドスペースの小屋裏をここまで使え るのは、遮熱の性能ならではです。明るい光をたくさん取り込み、堂々とした存在感を持つこの家の特徴とも呼べる空間です。
無垢の木の色が、少しずつ飴色に変化し、塗装した木に溶け込んだ頃がますます楽しみな家族とともに成長できる邸宅となりました。
【防府市下右田 I様邸】
洒落た小物が空間を演出する雑貨屋風の家
【Concept】
防府市江泊の古くからある住宅街のほぼ中央にあり、ゆとりある広い敷地に建つ大屋根風の家は、暗いトーンの茶色と白に、木目調のアクセントでまとめた外観。そして、洗い出しのアプローチからアクセントとして、あえて不揃いに立てた3本の枕木が玄関へと導いてくれます。
玄関内部は正面に奥様の好きな絵画をより見栄えよく演出させるため、絵画専用のニッチを造り、右手側にはチェッカーガラスでかわいく仕上げたキーBOX。 玄関からシューズクロークへ通じる開口は曲線を描いた垂壁があり、家に一歩入ると、招かれたお客様を魅了させる洒落た演出を施しています。
団欒 する空間はLDK+和室で約17.5畳ととてもゆとりがあり、和室の建具を取り外すことでリビングと一体感を出し、大人数を招待することも可能です。 チェッカーガラスの入った造り付けのキッチン前や、アンティークなウォールナットに塗装された梁と細部にまでこだわり抜かれています。さらに、本来なら飾 り床として使用する和室の空間も、PCスペースにして、アクセントの色を与えるという斬新な使い方もまた、リビングと一体の空間を演出するうえで、遊び心 を出すいいエッセンスとなっています。
2階は基本的な主寝室と子供部屋の他に、約160冊収納出来る壁圧を利用した本棚と6畳もの小屋裏を利用した空間があり、御主人の趣味である読書や奥様の趣味のピアノが2階で出来るように計画してあります。
1階、2階どこにいても好きなことができ、雑貨屋風に仕上げることで何を飾っても絵になるこの家は、何年経っても飽きがなく、10年・20年と住むうちに徐々に飾るものも変わっていき、常にこの新鮮さが家族に潤いを与えてくれると思っております。
【防府市江泊 M様邸】
木の香りに癒されるシンプルナチュラルテイストの平屋
【Concept】
ダークブラウンの切妻屋根に白の外壁。落ち着いた雰囲気で住宅街に佇むY様邸。
大きく軒を出すことで、重厚感と優雅さを合わせ持ち、暮らしにゆとりを与える大きな濡れ縁もアウトドアリビングとして活用できます。
内装イメージは、自然素材の素朴なナチュラル感を大切にしたシンプルナチュラル。塗り壁の白と無垢パインの節が柔らかさを醸し出す、「やさしさ」に溢れる繊細な可愛さが感じられます。
その中で屋根の勾配を利用した吹抜け勾配天井のリビングは、清々しい開放感。
施主様こだわりの照明もすてきです。
随所のニッチ、職人さん手作りのキーボックスや、棚カウンターが所々、平坦な空間にアクセントを加えています。
リビングダイニングを中心に繋がる広がり間取りで、家事動線も無駄がなく、屋根裏を利用した部屋は大きな収納と夢のある子供部屋になりました。
【防府市西仁井令 Y様邸】