【Concept】
防府を代表する観光名所の防府天満宮から徒歩圏内にある松崎町に建つこの家は、昔からの名残であろうまっす ぐな細い路地の一画にあります。黒く大きく聳え立つ外観が特徴であり、板張り風のサイディングや、銀黒色の屋根、そして大きく出した深い軒など、すぐ南に あるお寺に見劣りすることのない魅了されるデザインに仕上がりました。
ゆったりと広い玄関ポーチを抜けて中に入ると、大きなホールは塗り壁と、 化粧梁と杉板仕上げの天井で空間に色合いや雰囲気に柔らかさを出しつつ、正面に千本格子の製作戸を何枚も立て込むことで、とても赴きを感じさせています。 また、桃の節句の時期になると大きな雛人形を飾る計画となっており、見栄えよく演出できるのも、この空間だからこそだと思っております。
LDKもホール同様の仕上げだが、無垢の床材の他、家の中心に存在感のある大きな丸太の大黒柱や、造り付けの掘りごたつがあり、木をふんだんに使用しており、木の温もりや優しさに包まれているかのような心地よい空間となっております。
丸太の大黒柱の他にも、絞りの床柱を使った和室や大容量の小屋裏収納、南側のバルコニーから見える桑山など、一つ一つの空間に劇的な変化があり、招かれたお客様はどこを見ても楽むことの出来る家になったと思っております。
【防府市松崎町 Y様邸】